不動産売却の買い手を先着順で決めて失敗する人は、「業者の言うことを聞きすぎてしまう」ことが理由です。
業者に依存しすぎて、何も検討せずに売却を進めてしまうと「本当なら、あと120万円高く売れたのに・・・」という事態になることも・・・!
そうならないためにも、あなた自身が情報武装をして業者から提示されて売却額が適正かどうかを見定める必要があります。
どんな情報武装をするのかというと、あなたの不動産の相場を売却活動前にしっかりと把握しておくことです。
この記事では、前半で不動産を先着順で売却して失敗した2つのケースを紹介し、後半で情報武装するための相場の調べ方をご紹介していきます。
それでは、まいりましょう。
不動産の購入が先着順だと売主が損する!?
不動産売却の仕組みは、買う側にとってもなかなかわかりにくいものです。
例えば、次のようなことがよくあります。
ケース①お金を払ってもマンションが買えない?

不動産屋さん、このマンションって、まだ売っていますか?

はい、今お調べいたしますので、少々お待ちください。あ、まだ売り出し中のようですね

よかったぁ!この近辺でルーフバルコニー付きの最上階のマンションをずっと探していたんですよ。価格も予算内だし、ぜひ買わせてください

わかりました。では早速、購入申し込みをしましょう。あれ?お客様、たった今、他の方が先に購入申し込みをしてしまったみたいです。

そうなんですか?でも、どうしても欲しいんです。この売り出し価格より50万円多く支払ってもいいので、私に売ってくれないか聞いてみてください

うーん・・・。それが不動産業界のルールでは、購入申し込みは先着順が慣例なんです。前に申し込んだお客さんがキャンセルするのを期待するしかないですね

そんな・・・
実は、不動産の購入は多くのお金を出した人が必ず購入できるというものではなく、先に手を挙げた人が優先権を持つことがほとんどです。
実際には、交渉によって優先権を譲ってもらうことも行われているようなのですが、それでも先方が交渉に乗ってくれなければ、それでおしまいです。
このシステム、売主であるあなたにとってはデメリットになり得るんです。
次のような場合は、どうでしょう。
ケース② まさか、もっと高く売れた?

不動産屋さん、このマンション、親の遺産を相続する形で私のモノになったものなのですが、相続税を支払わないといけないので早急に売却したいんですよね。どうしたらいいですか?

早く売りたいんですか?では、相場だと3000万円のマンションですが、思い切って2880万円で売りに出してみましょう

わからないけど、よろしくお願いいたします
翌日・・・

お客様、広告を出したところ、即日購入申し込みがありました。2880万円で価格交渉なしで購入するそうです。契約しますか?

はい。もちろん契約します
さらに、翌日・・・

お客様、広告を取り下げようとしたところ、他に2人の方からも購入したいとの問い合わせがありました。でも、もう最初の方と契約を進めているのでお断りしますね

えっ!?そんなにうちのマンションって人気なのですか。じゃあ、ひょっとしてもうちょっと高く売ることができたんじゃないですか?

そうですね。だけど、最初の方と契約を進めていますので、もう取りやめることはできません

そんなぁ・・・
このようなケースの場合、誰でも「損をしたのではないか」と考えてしまうことでしょうね。
というのも、このケースで現れた3人の買い手の中に、値下げした2880万円以上であっても買いたいと考える人がいる可能性があるからです。
しかし、実際には、最初に2880万円と価格を設定してしまったがために、2880万円でしか売ることができませんでした。
まとめ
マンションなどの不動産を売却するときは、転勤やライフスタイルの変化などで売却に急を要するときが多いものです。
ですが、今回のケースはどれも急いだがゆえに損をしてしまいました。
「急いではことを仕損ずる」
確かに、早く売れるに越したことはないですが、不動産会社の言うままにマンションを売却すると痛い目にあいます。
そうならないためにも、まずはあなたのマンションがどれくらいで売れるのか相場を知って、情報武装をしましょう。
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