不動産の価格は市場原理だけでは決まらない
過去の記事で、一般的なものの価格が市場の需要と供給にのっとって決定されることを解説しました。


買いたいと思う人の需要量と売りたいと思う人の供給量によって不動産の価格も決まるのです。


過去の記事で市場原理を詳しく確認したい方は以下をクリックしてご覧ください。
【不動産の価格の決め方】どのような基準で決まるのか



不動産、特にマンションの場合には、ボールペンやガムなどの一般的な消費財とは事情が異なります。


なぜなら、一般消費財と違って不動産には全く同じものが二つとして存在しないからです。


同じものがないということは厳密に言えば供給量が増えることはないということになります。


どういう事か詳しく解説しましょう。

なぜ、不動産は一点ものなのかをジュースに例えてみる

不動産の説明だと分かりにくい点も出てきますので、不動産がなぜ一点ものなのかをまずはジュースに例えて考えていきましょう。


例えば、あなたが何らかのイベントでジュースを売ることになったとします。


通常は自動販売機で、1本160円で売られている商品ですが、スーパーマーケットで購入すると1本120で買えるものとします。


あなたは量販店でまとめて購入したので原価は1本80円です。


このジュースを、一体いくらで売ればよいでしょうか。


200円の価格にすると、近くにある自動販売機で買う人が多くなって、あまり売れないかもしれません。


150円で売れば、自動販売機より安いので、よく売れるでしょう。


ですが、スーパーマーケットよりも高いので、もったいないと感じる人も多少はいるかもしれません。


100円で売れば割安感が出るので、最もよく売れることになるでしょう。


しかし、隣に同じような屋台ができて、同じ価格でジュースの販売を始めれば、顧客を半分とられて、売上は大きく落ちてしまいます。


これが一般的な市場価格です。


しかし、もしあなたの販売しているものが市販のジュースではなく、手作りのフルーツミックスジュースだったとしたらどうでしょうか。


レシピはあなたのオリジナルですから、世の中に全く同じものは存在しません。


オリジナルのフルーツジュースであれば、自動販売機やスーパーマーケットとの被角の対象にはなりませんから、うまくやれば、200円でもよく売れるようになるはずです。


隣に、同じような屋台ができたとしても、全く同じものではありませんから、「野菜も入っていて健康によいです」などと上手に差別化することで、売り上げをそれほど落とさずに販売できることでしょう。


このように、全く同じ商品が多数存在するジュースと、厳密に言えば全く同じ商品は存在しない手作りジュースとを比較すると、後者のほうの価格は相場価格の影響を受けづらいことがわかります。


そして家というものもまた、厳密に言えば、全く同じ商品が存在しない一点ものの世界になります。

不動産は市場原理に当てはまりにくい

同じマンションの同じ間取りの部屋であっても、階が違えば窓から見える景色も違いますし、同じ階でもエレベーターからの距離が違います。


何よりも、中古であれば前の住人がリフォームをしていることが多いため、内見時の印象も大きく異なってきます。


一戸建てであれば尚更です。


住所、道路付け、ご近所、間取り、窓の向き、庭の広さ、築年数、内装、外装、どれを取ってみても全く同じ物件はありえません。


たとえば、ここにスポーツカーの形をした家があるとしましょう。


ある富豪が趣味で立てた家で、咳嗽にも内走にもそれなりのお金がかかっています。


その富豪が亡くなって、この家が売りに出るとしたら、一体いくらで売れるでしょうか。


普通の不動産仲介業者は、立地と土地の広さだけを見て、近隣の物件と同じような価格しかつけません。


そうしなければ、売れないと思っているからです。


むしろ、こんな酔狂な家を買う人は少ないから、近隣物件よりも値を下げないといけないとすら考えるかもしれません。


しかし、想像してみてください。
世の中には、その富豪と同じように家のモデルになったスポーツカーの大ファンだったという人間が他にもいるはずです。


もしそのような人が居れば、何としてでもその家を手に入れたいと考えてもおかしくはありません。


そのような人であれば、近隣物件の相場など関係なく、自分が欲しいと思った気持ちと折り合いの付くような価格で買おうとするのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたか?


不動産を良い条件で売却するコツは、「何としてでもその家を手に入れたい」と思う買い手を探し出す点です。


ですので、決して初めから市場原理で不動産の価格を決め過ぎてはいけないんです。


とはいえ、多くの不動産業者は、依然、市場原理で価格を決定しがちに見えます。


なぜなら、まずは市場原理を把握するところから情報収集が始まるからです。


そのため、売り手であるあなたがすべきことは「実績のある業者を選ぶこと」です。


イエイでは、厳しい社内規定の中でスクリーニングを受けた、実績のある業者しか提携を結べません。


実績ある業者に任せて少しでも良い条件で不動産を売却したいという方は、イエイで不動産一括査定を受けてみるのも一つの手です。



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