「不動産の売り出し価格と成約価格」は違う
あなたは、最終的な成約価格(売却価格とも言う)が、不動産業者のはじき出した売り出し価格の約8割の価格になることをご存知でしょうか?


多くの場合、成約価格は査定額よりも低値になるのです。


売り出し価格と成約価格の違うことを知らずに、売却活動をしていると妥協点がわからずに最悪のケース、不動産が売れ残ってしまうことにも・・・!


これからご覧いただくのは、一戸建てを売却しようとする「売り主」と「営業マン」が不動産業者の成約価格を巡っての会話の一例です。


それでは、まいりましょう。

不動産の売り出し価格と成約価格は違う
「うちがそんなに安いはずがない!」

営業マン営業マン

ご相談いただき、ありがとうございます。お客様の家は駅から近いよい物件ですね。この資料をご覧になっていただければ分かると思うのですが、この近所で、この大きさで、この築年数の一戸建ての場合、だいたい4000万円前後で売りに出されています。

売り主売り主

4000万円ですか・・・。

営業マン営業マン

はい。ですからお客様の家も4000万円で売りに出せば、いずれ買い手が見つかる可能性があります。

売り主売り主

はい・・・

営業マン営業マン

買い手に安いと錯覚させるような価格ということで、3980万円はいかがでしょうか?ただし、もし急いで売りたいということであれば、3900万円で売りに出せば、早く買い手が見つかる可能性があります

売り主売り主

なるほど。つまり、この家の売り出し価格というのは4000万円ということですね。でも、こちらの広告では、この近所の一戸建てが4500万円の売り出し価格で出されていますよ。この家だって、それくらいの価格を売り出し価格にして出せるんじゃないですか?

営業マン営業マン

うーん、そうですね。そちらの家は駅から徒歩3分と近いうえ、築年数も浅く、面積もこの家より広いんですよね。不動産の価格は坪単価といいまして、単位面積あたりの価格が同じでも、やはり広い家のほうが価格も高くなります。お客様もそのことはよく分かっているので、この家は4000万円以上の売り出し価格をつけると売れませんよ

売り主売り主

でも、この家だって建てたのは結構前ですが、数年前に全面的にリフォームをしているんです。リフォーム代金だってかなりかかっているし、4000万円じゃ売る気になれません。何とかもっと高い価格を売り出し価格にできませんか?

営業マン営業マン

困りましたね。もちろん、売り出し価格は売り主さんの自由につけることができるのですが、4000万円以上にされると、買い主を見つけることが非常に難しくなります。何とか、4000万円でご納得していただくことはできませんか?

売り主売り主

できません!

これは非常によくあるケースです。


売り主はできるだけ高い売り出し価格にしたいと考えています。


しかし、不動産業者の仕事は買い主を見つけて売ることです。


ですから、買い主が見つかりやすい売り出し価格で売り出したいと考えます。


そのため、例えば次のような事態も起こってきます。

営業マン営業マン

お客様、いいニュースです。この間見学にいらした方から、この家を買いたいと連絡をいただきました

売り主売り主

本当ですか。よかった。4カ月待ったかいがありました

営業マン営業マン

でも、ちょっと問題があります。先方は、3900万円なら買いたいとおっしゃっているんです

売り主売り主

え? だって、この家は4000万円の価格で売りに出しているんですよ

営業マン営業マン

はい、そうです。でも、先方は資金的な問題があって、3900万円までしか出せないと言うんです。どうしますか? 3900万円で売りますか? それともお断りしますか?あるいは、間をとって3950万円の成約価格なら売ってもいいと返答しましょうか?

売り主売り主

4000円じゃなきゃ、売りません!

営業マン営業マン

でも、せっかく見つかった買い主さんですよ。この機会を逃すと、次の方が見つかるまでにまた何ヶ月も待つことになるかもしれません。何とか妥協することはできませんか?

売り主売り主

できません!

これもよくある話です。


不動産は高額な買い物であるだけに、価格交渉もよく行われます。


しかし、何十万円という金額を値引きするのは、売り主にとってはちょっとした決断が必要です。

不動産の売り出し価格と成約価格が違うことを前提に計画を立てましょう

買う側は気軽に「数千万円出すのだから、端数の数十万円くらいまけてよ」などと値引きを要求してきがちですが、売る側にとっては簡単に受け入れられる金額ではありません。


もしかすると、今読まれているあなたはまだ売却活動の中で値段交渉をした経験がないかもしれません。


「売れるなら数十万円くらい値引きするよ」と感じるかもしれませんが、実際に値段交渉の段階に入ると、「値引きしたお金で新居の家具が買える・・・」「値引きした額、給与と同じじゃないか・・・」などと考えてしまい、多くの人が値引きを敬遠しがちです。


売る側からすれば、可能であれば1万円でも2万円でも高く売却したいですからね。


ですが、欲求が強すぎるとうまくことが運ばないことだってあります。

いわば、仕事の同僚で押しの強すぎる人に仕事を頼まれたときに感じる切なさのようです。

頼まれた仕事はやりますけど、イヤイヤな気持ちになったり、なかなか結果に結びつかなかったりしますよね。
最悪の場合、頼みごとをした同僚のことを意識しすぎてしまい心の距離が遠くなってしまうことも・・・。

不動産売却も一緒です。
不思議なのですが、押しの強い売り主さんには、なぜか買い手がなかなか集まらないものです。


こうなってしまっては、不動産業者からしても「大幅な値下げ」をせざる負えなくなってしまいます。


そうならないためにも、今後の計画をしっかりとメイキングして「最悪、このくらいの価格で売れれば万々歳だ」というライン設定しておけば、不動産売却の成功率がグンと上がるだけでなく、精神衛生面上も健康でいられます。


不動産売却がうまくいかずに、そのイライラを家族や仕事の仲間へ知らぬ間にぶつけてしまうといったこともなくなるのです。

まとめ

今回のケースでは一戸建ての家を例に挙げましたが、マンションや土地などの不動産を売却する場合でも「予想以上に売り出し価格よりも値引きをしなければいけなかった」というケースは当然あります。


不動産を売るというのは、ほとんどの人にとって一生に一度か二度しかない、大きなイベントです。


その価格もたいていは数千万円になりますから、決しておろそかにしていいものではありません。


なにしろ、売却価格がたった1%上下するだけで数十万円もの違いが出てきます。


たった 1%でも、売る側にとってみれば誤差の範囲では済まない金額です。


しかし、その1%の誤差で不動産売却が失敗するだけでなく、イライラしたあなたの近くにいる家族や職場の同僚までもあなたから遠ざかってしまうこともあります。


そうならないためにも、「この値段で売れれば、今後の生活に支障がない」という値段を最低ラインを設定しておくことが重要です。


ライン設定に関しては、あなた一人で考えるととても大変なので、優良な不動産業者を選び一緒に考えるといいでしょう。



イエイのタブレット別トップ画像

※当サイト(イエイ.jp)のTOPページへ移動します。

「いちばん高い」がみつかる価格比較サイト、イエイ。
最大6社の査定書を無料で即日お取り寄せしてくれる便利なシュミレーションサイトです。
これまでに300万人以上が利用している不動産一括査定サイトです。
「でも、顔の見えないサービスで本当に信頼できるの?」と思う方も少なくないはず。
イエイ.jpでは元業界人が自分の不動産をイエイ経由で売却してわかった評判と口コミをまとめています。
興味のある方は、イエイ.jpのトップへ移動して評判と口コミをチェックしてみてください。